| 道田コーチの「戦闘記」  実戦の中で気づいた事を書きました。 | 
    
      | 赤字は、道田コーチが参考にして欲しいと思っているキーポイントです。 (補)、(知恵)は須藤が書き足したものです。(Q)は新たに道田コーチに追加してもらった記事です。
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            | 10月21日 (木)
 
 (知恵1)
 対戦相手が現れず勝ちあがること。
 Walk over
 の略
 
 (知恵2)
 ボールのスピードには慣れてくる。
 
 (知恵3)
 1stサーブ、1stボレー、
 リターンを確実にして
 勝利を!
 
 (知恵4)
 1回のブレークから流れがすごく変わる事が多い。
 
 | その6−「山中湖オープン2004」(山梨県:9/27〜10/2) |  
            | 【シングルス】 <1R>は6−0、6−2で勝ち、<2R>は相手が来なくてWO(知恵1)で勝ちました。
 
 <3R>で第1シードの選手と当たりました。この選手はストローク(特にバックハンド)が安定していて、
 しかも、サービス、リターンともいい選手です。ランキングも現在30位台です。
 出だしは相手の調子があまり良くなくて(デュースが何回も続いたけど)2−0でリード。
 第3ゲーム、自分のサーブをキープすれば3−0になる所を、何回もデュースを繰り返した末
 落としてしまい、そこからキープキープで4−4まで行きました。
 4−4からの自分のサービスゲームを落として4−5、キープされて4−6。
 2ndセットも1−6と簡単に取られました。
 この選手とは過去に3回対戦していて3連敗、今回の対戦を入れて4連敗なんですが、
 この選手は、昔に比べて、落ち着いて試合が出来てる感じがしました。
 リードされていても慌てずに徐々に自分のペースに持っていくことが出来て(Q1)、最後には
 勝っている感じでした。
 3年位前は、リードしていたら強いのですが、接戦だったりリードされているとミスが多かった
 イメージが有りました。ここ最近、レベルの高い試合 (補1)によく出ているので、それが生かされている
 感じがしました。
 
 【ダブルス】
 
 <1R>は6−3、6−2で勝ち、<2R>は6−2、6−2で勝ち、
 
 <3R>でダブルスも第1シードと当たりました。
 第1セットはいきなり0−4となったのですが、そこから開き直って(Q2)3−6、6−3、6−3で勝ちました。
 始めは相手の動きやボールのスピードについていけなかったのですが、徐々に慣れてきて
            (知恵2)、
 最後は勝つことが出来ました。
 自分がダブルスの時に注意している事は、<サービスゲーム時>は1stサーブと1stボレーで
 <レシーブゲーム時>ではリターンです。
            (知恵3)
 「この3つを確実に!」と思ってやっていて、それが途中からうまくいき、逆に相手がリターンや
 サーブが入らなくなってきて、流れが変わって来ました。
 特にダブルスでは、1回のブレークから流れがすごく変わる事が多いです。(知恵4)
 この試合でも、2ndセット4−3から相手のサービスをブレークして5−3、そこから6−3で取り、
 ファイナルセットも4−0まで行きました。1回のブレークから流れに乗れたのが良かったと思います。
 <準決勝>シングルスで負けた選手のペアと当り、1−6、4−6で負けました。
 相手のリターンとパワーで押し切られた、という感じがしました。
 
 今回はシングルスでベスト16、ダブルスでベスト4でした。ダブルスで第1シードに勝てた事が収穫でした。
 
 
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            | (補1)「レベルの高い試合」とは JTT大会や全日本選手権、あとフューチャーズ大会といって世界ランキングが取れる大会です。
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            | (Q1)「慌てずに徐々に自分のペースに持っていくことが出来る」とは? (A)この相手はストローカーなんですが、振り回されてからの切り返しのショットが深くコントロールされて
 くるんです。自分(道田コーチ)がラリーの中で主導権を握っていても、切り返しのショット1本で主導権を
 握られてエースを取られるというパターンが多かったです。
 (Q2)「そこから開き直って」とは?
 (A)0−4とリードされていましたが、自分たちのミスの失点が少なくて、相手のエースでポイントを取られて
 いたので、あわてることは無いとパートナーの人に言われたので、相手がNo1シードという事もあって、
 思い切ってやりました。
 
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            | 10月7日 (木)
 
 (知恵1)
 ハードコートではスピンが良く弾む
 
 (知恵2)
 「この1球は絶対無二の1球なり」
 ヒューイットと道田コーチの最後まで諦めない態度に学べ。
 
 (知恵3)
 ブレーク:相手のサービスゲームを 取る事。
 
 (知恵4)
 キープ:自分のサービスゲームを取る事。
 
 (知恵5)
 相手のミスの多いショットに気づく事。
 
 | その5−「ブリジストンオープン2004 <第83回毎日選手権(補1)>」(予選:8/16〜20、本戦:8/23〜24) |  
            | JTT大会(補2)ということもあって、レベルが高く予選からの出場になりました。 予選でシングルスは3回、ダブルスは2回勝たないと本戦に上がれません。
 
 <予選1R>
 厳しい試合になりました。相手はストローカーでフォア・バックともグリグリのトップスピン。
 1stセット、相手のストロークがグリグリなのとハードコートという事で、ボールが良く弾みました。(知恵1)
 全然タイミングが合わず2−6で簡単に落としてしまいました。
 このままではマズイと思い、2ndセットからは何が何でもコートにボールを返そうと心掛けてやりました。
 そうしたら、2ndセット6−3で取り、ファイナルセットも6-3で取り勝ちました。
 最後まであきらめない
            (知恵2)という気持ちでやり、途中からタイミングが合ってきて、ゲームの
 終盤の方は、「暑さで相手も疲れていて、ミスショットが増えてきた」ということで勝てたと思います。
 
 <予選2R>
 予選ブロックの上シードと当りました。この選手には3週間前の羽鳥湖(福島)の大会で勝って
 いましたが、7−5,6−3の接戦だったので、今回も気が抜けないと思いました。また、勢いに乗ったら
 いいショットが何本も入ってきて手のつけられなくなる選手なので、勢いに乗せないようにしよう(Q1)
 と思い試合に臨みました。
 1stセットは、1ブレーク
            (知恵3)ずつで4−4までいき、第9ゲームで相手サーブをブレークして5−4、
 キープ
            (知恵4)して6−4で取りました。
 これで相手は気落ちしたのか、2ndセットも一気に4−0までいき、このままいけると思いましたが、
 相手はそこから開き直って、「ナイスショットがほとんど」と言えるくらい良いプレーをし、
 手がつけられなくなってしまいました。
 そして、4−0から6ゲーム連取されて4−6で落としてしまいました。このセットは、自分の
 サービスゲーム40−0からとか、相手サーブ15−40からゲームを落とした事で、
 相手を勢いに乗せてしまった感じです。
 3rdセット、このまま続けたらファイナルセットも落とすと思ったので、ここでトイレットブレーク(補3)
 をとり、相手の勢いを止めようと思い、自分の気持ちを落ち着かせました。
 第1ゲーム、相手のサーブ、相手が攻めてくるのに対して自分は頑張ってしのいでブレークします。
 そこから、ファイナルセットも4−0まで行き、次の第5ゲームを相手がキープして4−1。
 次の自分のサービスゲームは、お互いに気合が入っており、デュースが何回も続きました。
 相手もこのゲームを取ったら「また2ndセットの様に勢いに乗って挽回できる」と思っていただろうし、
 自分の「このゲームを取ったら勝ちが見えてくる」という事で、お互いになかなかポイントを連続で
 取れない状態でした。結局、このゲームをキープして5−1、次の相手ゲームをブレークして6−1と
 なり、何とか勝ちました。
 この試合の勝因は、2ndセットを落とした後にトイレットブレークを取った事と、ファイナルセットの
 4−1からの自分のサービスゲームをキープできた事で、ゲームの流れをつかむことが出来た事
 だと思います。
 
 <予選決勝>相手はサービスを中心に攻める所はしっかり攻めてくるタイプです。
 1stセット、3−3までキープ、キープで行きました。この3−3までのラリーの中で、相手の
 フォアの回り込みのショット・ミスが多い事に気づいたので(知恵5)、フォアで回り込んで打てるか
 打てないかギリギリのボールを送って相手ミスを誘いました。
 そうして相手サーブをブレークし4−3、次のサービスをキープして5−3。
 5−3になった時点で相手は、それまで調子の良かったサーブも入らなくなり、ストロークミスも
 目立ってきました。そこからは、1ゲームも落とさず6−3,6−0で勝ち本戦に勝ち上がる事が
 出来ました。
 この試合では、相手の苦手そうなところを見つけて、そこを攻めたことが勝ちにつながったと思います。
 
 <本選1R>(補4)相手は、今50才位ですが、2,3年前は15〜6位まで行った選手です。
 3−6、1−6で負けて、実力的にすごい差があると思いました。
 自分と同じストローカーなんですが、フォアの決め球がストレート、クロスとも打てて、ボールが深い。
 追い込まれてからの切り返しのショットや、パッシングショットもすごかったです。
 一番「すごいな!」と思ったのは、自分のとりたいポイントは相手のミスを期待しないで、自分から
 取りに来るという事です。
 例えば、サービスゲームの40−30から自分のバック側にサーブを入れてきてボレーを決めたり、
 ラリーの中からネットに出てきてポイントを取ったり、と気持ちがプレーに出ているという所が
 すごかったです。これは、自分も見習って、次からの試合に生かして行こうと思いました。
 
 <ダブルス>ダブルスも予選を勝ち上がり、本戦では1R負けでした。
 
 今回の大会は、単複とも本戦1R負けでしたが、自分にとってはすごい勉強になったという感じでした。
 また、このようなレベルの高い大会に挑戦して行きたいと思います。
 
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            | (補1)毎日選手権 いわゆる「毎トー」といわれる大会で、ジュニアから一般、ベテランまでの幅広い、レベルの高い大会です。
 一般本戦はJTT大会で、シングルス優勝賞金48万円(総額600万円)の大会です。。
 (補2)JTT大会(対象大会16試合)
 千葉県選手権などはJOP大会といわれ、予選があるが誰でも参加できる大会です。
 JTT大会はJapan tennis tourの略で、日本テニス協会に選手登録しているプロとか、
 JOPポイントの高い選手とか限られた選手が出場できる大会。
 (補3)トイレットブレーク
 トイレに行きたくなったり、着替えをしたくなった時にプレーを中断できる。
 時間は5分間で、5分を過ぎても戻らない時は「不当なゲーム遅延」でペナルティーが適用される。
 1セットマッチでは単は1回、複では1人1回。
 コーチングが行われないよう、大会役員が付いて行く。
 (補4)「本戦のドロー数」は?
 シングルス64、ダブルス32です。
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            | (Q1).「勢いに乗せないように・・・」 (A)相手に気持ちよくプレーさせないようにと。
 例えば、どんなボールも諦めずに相手コートに返し、相手に嫌な思いをさせようと思いました。
 
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            | 8月8日 (日)
 
 (知恵1)
 カウンター⇒
 相手のパワーを利用してタイミング良く攻めるタイプ
 
 (知恵2)
 カウンタータイプと対戦したら「打球に緩急をつけてタイミングをずらす事」
 | その4−「茨城オープン」(7/6〜10) |  
            | 毎日が32℃を超す大変な一週間でした。朝9時から昼過ぎの1時くらいまで試合をしていて、 熱中症になった選手もいるくらい暑かったです。
 
 1回戦6−0、6−0で勝ち、2回戦は1stセット相手サーブ5−6の40−15から挽回し
 7−6、6−0で勝ちました。
 
 3回戦は第1シードの選手と当たりました。この選手はストロークプレーヤーで追い込まれてからの
 カウンターショット(知恵1)が得意な選手です。
 そこで、なるべく遅いボールで相手を振り回して、たまに速いボールを打つ感じで、
 ボールに緩急をつけてやりました。この作戦がうまく行き、タイミングをずらす事
            (知恵2)によって
 相手カウンターショットを封じる事が出来ました。それと、この暑さで相手もまいっていたと
 思います。この試合は6−3,6−2で勝ちました。
 
 準々決勝では大学生と対戦しました。この選手はストロークはグリグリのトップスピンで、
 しかも足の速い選手でした。この試合、僕はこのトップスピンに対応しきれずに1−6.1−6で
 負けてしまいました。
 
 今大会はシングルスがベスト8、ダブルスがベスト4でした。今大会で感じたことは
 暑さ対策をして試合に臨むことが大切だと思いました。僕の対策は、暑い時は氷のうを用意して
 チェンジコートの時に、首筋や顔を冷やしています。飲み物は、水とスポーツドリンクを用意します。
 水だけでは体に吸収されず、試合中にたくさん汗をかいて体内の塩分も不足してきますので、
 スポーツドリンクも用意しておくと安心です。
 
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            | (Q1)「ボールに緩急をつけると何故カウンターショットを防げるの?」 (Q2)「道田コーチの水とスポーツドリンクの具体的飲み方は?スポーツドリンクの銘柄は何ですか?」
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            | 8月7日 (土)
 
 (知恵1)
 自分の持ち味を知る。解からなければコーチと一緒に考えよう。
 
 (知恵2)
 作戦を立てて試合をする
 ダメなら違う作戦を立ててまた戦う。
 作戦通りプレーできても、必ず勝てるわけでは無いが、無計画にやるよりズーッと良い
 | その3−「千葉県選手権」(天台、他;5/5・22・23・29・30) |  
            | 1,2,3回戦は順調に勝ち上がり、準々決勝で石コーチと対戦しました。 この対戦は殿山同士ということもありジュニアの子供たちがたくさん見に来てくれていました。
 
 試合内容としては、お互いに持ち味を(知恵1)十分出し切れて見ていて面白かったと思います。
 石コーチはサーブを軸にチャンスがあればネットに出てきてボレー、スマッシュで勝負するテニス
 に対して、僕はフットワークを生かしてストローク、パッシングショットで対抗する、という感じの
 試合内容でした。
 また、石コーチは気持ちを表に出してくるタイプで、僕は気持ちを表に出さず内に秘めるタイプ
 なので、そういう面から見ても面白い試合だったと思います。
 結果のほうは7−5、6−4で僕が勝ちましたが、ほとんどのゲームがデュースまでもつれ
 どちらが勝ってもおかしくない内容でした。
 
 石コーチに勝ち、準決勝も6−1,6−1で勝ち上がり、決勝戦は高校生の林雄也選手と
 当りました。林選手はストローク中心でフォアの回り込みから逆クロス、ストレートとコースを
 打ち分けることができ、バックはトップスピンで深く返球する感じでした。
 1stセットは6−2で取ったが、この日はすごく暑くて1stセットを取った時点で僕はかなり疲れて
 しまいました。
 2ndセットから足が動かなくなって、林選手の球に対応できなくなってきたのと、林選手が僕の
 球に慣れてきて、エースを何本も取られました。
 2ndセットを3−6で落とし、「ファイナルセットもこのままではマズイ!」と思い、ドロップショトを
 混ぜて左右だけでなく前後にも振りました。
 この作戦はうまく行った(知恵2)のですが、デュースまで行き(ノーアドの)次のポイントが取れなくて、
 ゲームを落とすケースが多く3−6で落とし、6−2,3−6,3−6で負けました。
 
 あと、林選手はジュニアなのにメンタル面がしっかりしていて全然崩れないという事がすごい
 と思いました。このメンタル面の強さは殿山のジュニアも見習って欲しいなぁと思いました。
 
 今回は準優勝に終わりましたが、来年は優勝できるように頑張ります。
 
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            | (Q1).「林選手がメンタル面が強いと思ったのはどんなところで感じましたか?」 A.まず試合中ですが、淡々とプレーしていてミスしても怒らないというところですね。
 今まで対戦してきたジュニアは、ミスをしてそのミスを引きずってミスを連発。
 そして、キレて自滅するパターンが多かったんですが、林選手はミスをしてもそれを
 引きずらないで、次のポイントでは気持ちを切り替えてプレーしているという所で
 メンタル面の強さを感じました。
 
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            | 5月8日 (土)
 
 (知恵1)
 作戦を決めてコートに入ったので、試合中も迷いがなく試合ができる。最初の作戦がダメなら違う作戦で
 また戦う。
 
 (知恵2)
 前の対戦を次回に生かす
 | その2−「白子オープン」(白子・4/19〜24) |  
            | 結果は単は複ともベスト8、複は優勝でした。 今回の大会で気が付いたことをジュニアのみんなに伝えたいと思います。
 
 シングルス2回戦で第3シードの選手と当たったのですが、この選手は
 ストローク(特にバックハンド)が安定していてミスが少ない。
 過去に対戦した時には、ファイナルセット1−2で僕の足がつってリタイアという結果でした。
 この時はストロークでつなぎあっていて、先に僕の体力がなくなってしまったという事で、
 今回は、「自分から打ち込めるボールは打っていき、ネットプレーにいける時は前に出て
 ボレー・スマッシュで決めると言う作戦で行こう」、と試合前から決めていました。(知恵1)
 試合前から「こうやろう!」と決めてコートに入ったので、試合中も迷いがなく試合ができました。
 この作戦がうまく行き6−0,6−2で勝つ事ができました。
 そこで今回思ったのは、過去の対戦相手(特に負けた相手)の時は、前回やってみて相手の
 プレースタイルなどを覚えておいて、次回の対戦の時に生かしていけばいい
            (知恵2)と思いました。
 
 今回の白子オープンではシングルスで第3シードの選手に勝てたし、ダブルスは優勝できたので
 満足しています。
 
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            | Q.「道田コーチは、対戦相手のことを覚えておくためメモなどしますか?」 A.僕はメモなどしませんが、負けた試合や接戦で勝った試合と言うのは良く覚えています。
 試合に出ている人の中にはメモをとっている選手もいて、試合中のチェンジコートで、
 ベンチで休んでいる時もメモを取っている選手もいます。
 
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            | 3月20日 (土)
 
 (知恵1)
 普段から大きな声でジャッジする。
 「アウトのボールはアウトだ!」と正々堂々コールすること。
 「アウト」で申し訳なさそうなコールはしないこと。
 その積み重ねで、自分のジャッジに対する対戦相手の信用が増してくる。
 シグナルだけやあいまいなジャッジ・カウントコールはやめよう!
 
 
 | その1−「MSSウィダーオープン」(東京サマーランド・3/16〜19) |  
            | 結果は単複ともベスト8でした。 今回の大会で気が付いたことをジュニアのみんなに伝えたいと思います。
 
 (1) シングルス1回戦で、相手選手が私のジャッジにクレームをつけてきました。(知恵1)
 自分ではアウトだと思ってコールしたのですが、まぁきわどいボールでした。
 ポイント的にも1stセット、僕のサーブで30-30の時で大事なところでもありました。
 セルフジャッジのため僕のポイントになり、そこから相手の集中力が切れてしまい
 6-1、6-0のスコアで勝ちました。
 この時、「やはり集中力を切らしてしまえば試合にならない」と思いました。
 これが逆の立場だったら、僕もどうなったかわかりませんが・・・・。
 皆さんはわかりますよね!
 こんな時は、「過ぎたポイントはしょうがない。次のポイントで取り返そうと思えば
 集中力を切らす事無くプレーできる」のではないでしょうか?
 
 (2) シングルス準々決勝で第1シードのJOP52位のリーミン(日本大学)選手と当りました。
 僕は、強い選手と試合する時はいつも、「負けてもともと」ぐらいの気持ちで開き直って
 試合をします。
 この気持ちが幸いしてか4-6、2-6で負けましたが、自分自身いいプレーが出来た思います。
 
 (3) ダブルスでは準々決勝で大学生のペアに4-6、1-6で負けました。
 大学生という事もあって、元気も、勢いもあって、若さにやられたという感じがありました。
 1stセット4-5で自分のサービスをブレイクされてそこから勢いに乗せてしまったという感じが
 ありました。
 
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            | Q.「道田コーチ!1Rの相手は集中力を切らしてどういう行動をとったのか教えて!」 A.僕のジャッジにクレームをつけてきた次のポイントで、僕のサーブが入っているのに
 それをフォールトと言ってきたり、僕のサーブがレットしていないのにレットコールしたり、
 全然プレーに集中していない状態でした。
 試合中に集中力を切らしてしまえば、本当に試合にならないので、練習の時から集中して
 試合でもその集中力を生かしていけるようになりましょう。
 
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