2012千葉なの花ジュニアテニストーナメント
小学生・低学年・男子(終了)」  
小学生・低学年・女子(終了)
小学生・高学年・男子(終了)」  
小学生・高学年・女子(終了)
中学生・男子(終了)」        
中学生・女子(終了)
高校生・男子(終了)」        
高校生・女子(終了)
 

 
  入賞者のご紹介   
小学・低学年・男子の結果」 (3/20 青葉の森)



左から、優勝:小林 龍之介くん(AJTA)
        準優勝:介川 友喜くん(ニッケコルトンTG)
           3位:倉地 蓮くん(AJTA)
             4位:押元 亮介くん(殿山TG)

風が無く陽射しの暖かい、絶好のコンディションの中行われた。
【決勝】 小林 龍之介 6−4 介川 友喜
<ゲームの流れ(丸付き数字はサービスキープ)>
 介川   @2  3   C     .
 小林 @   2  3C  D6 

 介川君はループ系のトップスピンをベースに、ミスが少ない丁寧なテニスだ。バックハンドのアングルショットも効果的だ。
 小林君は振り切ってボールを叩くタイプで、エッグボール系の深いショットがなかなか良い。1球1球、声をだしながら気合も十分に入っている。
 両者ともに動きも良く、ずーと競り合っていたが、4−4で介川君に疲れた仕草が見えた。集中力が途切れたかも知れない。小林君が2ゲーム連取で優勝の金メダルを手にした。
 小林君の凄いところは、相手のセカンドサーブを強打でリターンすること。ほとんどミスが無く、たびたびエースや相手にフォースドエラーをさせていた。
 最後の10ゲーム目も、小林君がリターンを強打しエースを奪う。マッチポイントで介川君が、そのプレッシャーでダブルフォールトをしてしまったのは象徴的だった。


【3位決定戦】倉地 蓮 6−3 押元 亮介
 
小学・低学年・女子」(3/25 青葉の森)



左から、優勝:徳川 乃永さん(TAC)
        準優勝:中村 彩純さん(アスリートT.T)
            3位:間部 果菜美さん(美浜TG)
               4位:山原 詩音さん(美浜TG)
今日も陽射しがあり良い天気。
しかし、決勝と3位決定戦の時だけは、怪しい黒雲が湧いたが無事終了した。

【決勝】徳川 乃永 6−2 中村 彩純 
<ゲームの流れ(丸付き数字はサービスキープ)>
 徳川 1A   3C5E
 中村    @2

 徳川さんはしっかり振り切るゲームスタイルで、中村さんは相手の力を利用して当てていくタイプだ。
 序盤はお互いミスがあり、スコアが競る。2−2で徳川さんのスイングが振り切れたきた。それでもラリーの長いポイントが多い。
 中村さんは短いボールや高いボールを処理するときにミスがでる。
 狙いすぎのミスはあるが、ミスのより少ない徳川さんが嬉しい優勝だ。「初めての優勝でとても嬉しい!今日はとても良い試合ができました!」とスピーチした。
 中村さんは「もっと走ればよかった!」と反省をしていた。


【3位決定戦】間部 果菜美 6−4 山原 詩音
小学・高学年・男子」(3/26 青葉の森)



左から、優勝:鈴木 亮祐くん(SPTC)
        準優勝:森 惇徳くん(東京ベイ幕張TS)
           3位:日熊 丈瑠くん(クレールインドアTS)
             4位:山田 直樹くん(松原TC印西)

【決勝】
鈴木 亮祐 6−4 森 惇徳
<ゲームの流れ(丸付き数字はサービスキープ)>
 森     @   2B    .
 鈴木 1A B4   D6
 鈴木君がサーブ・ストローク・ネットプレーをうまくこなし、オールラウンドなプレーをする。スピード控えめのゆっくりしたラリーから、トップスピン・スライスと多様なショットで、コースへしっかりコントロールする。
 鈴木君が試合の主導権を握り、多様なショットで森君を走らせ、オープンコートを作って得点をする。鈴木君は、「緊張して強打はできなかったが、ドロップショットはかなり良かった!」と言うように、ドロップショットで森君を揺さぶることや、ウィニングショットとしても効果的だった。
 相手ペースの試合展開の中、森君はスピードやプレースメントの良かった3ゲームは良い感じで取ることができた。「これからはもっとコントロールを良くして、相手を走らせるテニスをしたい!」と言っていた。

【3位決定戦】日熊 丈瑠 6−4 山田 直樹

「小学生・高学年・女子」(3/27 青葉の森)



左から、優勝:浅見 里奈さん(NTD八千代)
        準優勝:坂井 花菜さん(アルドールTS)
            3位:箕畑 美砂さん(アスリートT.T)
               4位:久保 優衣さん(きさらづアウルTC)

【決勝戦】浅見 里奈 6−1 坂井 花菜 
<ゲームの流れ(丸付き数字はサービスキープ)>
 坂井       @  .
 浅見 @2B4D E
 両者フォアバックとも両手打ちだ。
 浅見さんは、スピード・スピンともこのクラスでダントツのサーブと、両手フォアハンドのアングルへの強力なショットを武器に主導権を握る。
 ミスの少ないテニスを心がける坂井さんを、パワーショットで攻める浅見さんが圧倒する。サーブで圧倒し、甘くなったリターンをアングルに攻めるプレーで次々と得点する。ダブルフォールトが多いゲームは競ってしまうが、それでも押し切ってキープをする。
 他を圧倒する優勝だ。「大きな大会で優勝できて嬉しいです!」とスピーチ。
 坂井さんはなかなか付け入る隙のない試合だったが、強打を多くしてキープできた6ゲーム目は、次につながるテニスに見えた。

【3位決定戦】箕畑 美砂 6−5 久保 優衣

「中学生・男子」(3/30 青葉の森)



左から、優勝:成毛 潤くん(Ken’s 千葉)
        準優勝:久保田 啓介くん(専大松戸中)
           3位:山田 祥太くん(市川中)
             4位:新林 立基くん(専大松戸中)
強風の中で行われた。
【決勝】
成毛 潤 6−0 久保田 啓介
<ゲームの流れ(丸付き数字はサービスキープ)>
  成毛 @2B4D6
 久保田 
 成毛君は左利き特有の回転を生かし、トップスピン・スライス・ネットプレーをオールラウンドにこなす。
 決勝までの6試合を1ゲームを落とさずに、完璧に勝ち上がってきた成毛君は、強風の中でも表情もテニスもリラックスしていた。「緊張するとミスするので、リラックスしてコースへ丁寧に打つことを心がけた」事が、強風で変化するボールにも上手く対応できることになった。さらに、リラックスしてふところの深い構えは打つコースが読みにくい。
 久保田君は、良いショットを打ってもスライスでかわされる。相手の左利きの回転と配球、そして当日の強風に対応できずにいる。
 1ゲーム目はデュースになるが、2ゲーム目以降は各ゲームで1ポイントしか取れず、全く打つ手が見つからない。
 成毛君は全試合6-0という結果で、完全優勝だ!

【3位決定戦】山田 祥太 6−5 新林 立基


<中学生・女子>(3/30 青葉の森)



左から、優勝:岩永 玲佳さん(麗澤中)
        準優勝:尾崎 真友さん(殿山TG)
            3位:石井 伶奈さん(美浜TG)
               4位:菊池 真由さん(市川中)

強風の中で行われた。
【決勝戦】
岩永 玲佳 6−1 尾崎 真友 
<ゲームの流れ(丸付き数字はサービスキープ)>
 尾崎 @        .
 岩永   @2B4D6
 尾崎さんはつないで、カウンターショットでチャンス作っていくゲームスタイル。岩永さんは強いフォアハンドを主体に、コースへ攻めて相手を走らせるゲームスタイル。
 岩永さんは「相手がミスしないので自分もミスしないように頑張った」と言う。
尾崎さんのカウンターショットを封じるため、フラットで打たずにスピン主体にし、小柄な尾崎さんに高いバウンドのスピンを打つなど戦術もすぐれていた。
 2ゲーム目から5ゲーム目まではデュースで競っていたが、全て岩永さんが奪い取る。終盤6・7ゲーム目を簡単に取って、岩永さんの嬉しい優勝だ!
 「足の筋肉がまだ少ないと思うので、トレーニングやフットワークの練習をして今後の試合に臨みたい」とさらなる目標をたてた。また、表彰式のウィナーズスピーチが大変良かった。


【3位決定戦】石井 伶奈 6−1 菊池 真由

「高校生・男子」(4/2 青葉の森)



左から、優勝:根本 昂宏くん(千葉敬愛高)
        準優勝:大塚 謙太郎くん(千葉南高)
           3位:押尾 和哉くん(千葉南高)
             4位:森井 洋くん(県立千葉高)

【決勝】
根本 昂宏 6−4 大塚 謙太郎
<ゲームの流れ(丸付き数字はサービスキープ)>
 大塚 1A B     4  .
 根本   @ A3C5  E
 大塚君のフラットの速さ、スライスの切れ、スピンの跳ねは群を抜いている。立ち上がりから「バコン!バコン!」と強打音が響きわたり、球種の豊富な大塚君がゲームを支配する。このままワンサイドのゲームかと思われた。
 しかし、根本君は相手のライン際の厳しいショットにも良く追いついて、しっかりとスピンをかけてやや遅いペースで試合をする。
 根本君の堅実なプレーに、大塚君のハードヒットのミスが出る。
 根本君の良いところは、相手強力サーブに対して「凄いサーブのチームメイトとの練習」で鍛えられた堅実なリターン力と、相手ハードヒットに対して良く動いてしっかり返すラリー力だ。
 「相手ショットが強かったのでとにかく拾って、チャンスがあったら攻めるテニスを心がけた!」という戦術も良かった。終始強い気持ちで、堅実なテニスを貫いた根本君が逆転で優勝した。
 エースもミスも多く独り相撲的に敗れはしたが、今後のミスが少なくなった大塚君のテニスは楽しみだ。

【3位決定戦】押尾 和哉 6−5 森井 洋





「高校生・女子」(4/2 青葉の森)


左から、優勝:西川 亜美さん(千葉聖心高)
        3位:小久保 未央さん(千葉聖心高
               4位:大野 真美さん(土気高)

【決勝戦】西川 亜美 6−4 ○○ 

 前半は、○○さんが強打し西川さんが丁寧につなぐテニスの展開だ。
 ただ、7ゲーム目からの○○さんは強打をやめて、つなぐテニスに変えたように見えた。この展開になると、「繋げることを考えていた」西川さんのメンタルの強さが発揮される。長い長いラリー戦では○○さんのミスが少し多い。
 決勝戦は1時間を越す長い試合になった。こんな長いラリーでは、強靭な精神力と肉体的なタフさが問われる。
 今日は全て長い試合だった西川さんは、「体力的にはつらかったが、ただただ繋げることを考えていた」という決勝戦を制して、うれしい優勝だ!


【3位決定戦】小久保 未央 6−1 大野 真美