2010年 第23回千葉ウィンタージュニアテニス選手権大会

「全結果」

入賞者(ベスト4)のご紹介
12才以下男子
(於:青葉の森スポーツプラザ、12/19)

 写真左から
気温が低く陽射しもなく、寒い一日。
優勝:露崎翔太【アートヒルTC】
     準優勝:山ア 満【アートヒルTC】

          3位:横山 稜【殿山TG】
               4位:岩井佳月
【アートヒルTC】


決勝戦:露崎翔太 6-0 山ア 満
同じクラブ同士の対戦となり、お互いに手の内を十分知っている様にみえる。
左利きの第1シード露崎君は、サーブ・ストロークともに安定していて、レシーブエースも多い。
山崎君はループでつなぎ、両手バックのスピードボールで得点するパターンだ。
しかし、両者には力の差がまだ有り、ワンサイドのゲームになってしまった。
スピード・プレースメントともに優れたショットを持つ露崎君が、
終始攻めのテニスを展開して堂々の優勝だ!

3位決定戦:
横山 稜 6-3 岩井佳月

12才以下女子
(於:青葉の森スポーツプラザ、12/23)

  写真左から
10mを超す強風が吹き荒れた一日。
身体の小さいジュニアたちには大変な負担だ。
優勝:田中彩海【楠C】
     準優勝:吉村紀香【志津TC】
          3位:斉藤史佳【きさらづアウルTC】
               4位:
橋 凛【TTC】
 


決勝戦:田中彩海 6-1 吉村紀香
田中さんは強いサーブを武器に、弱くなったレシーブを攻めて得点する。吉村さんはバックのストロークでコースを突いて得点する。
両者ともループ系のショットを多用するので1ポイントが長くなる。
田中さんは、この日の10mを超す強風を計算に入れ、ミスの少ないテニスをしていた。
吉村さんはショットが強風に流されてアウトになるケースや、ダブルフォールトが多かった。
風に上手く対応した田中さんの頭上に、栄冠が輝いた。


3位決定戦:
斉藤史佳 6-2 橋 凛【TTC
14才以下男子
(於:千葉県総合スポーツセンター、12/24)


写真左から
風の弱い大会日和。
優勝:青木真人【楠C】
    準優勝:介川雅斗【ニッケコルトンTG】
      3位:松山太朗【Ken's NTA】
            4位:多保田拓哉【八千代松陰中】

決勝:青木真人 6−3 介川雅斗 
介川君は強打で攻めて、ミスもあるが得点もする。
青木君はミスを抑えた堅実なプレーの中で、両手バックハンドの強打が効果的だ。

22までスコアが競っている。
今日の介川君はミスが多く、前日のような良いプレーができていない。
介川君のミスに対して、確実に相手コートに返球し続けた青木君が優勝をものにした。


3位決定戦:
松山太朗 6−3 多保田拓哉
14才以下女子
(於:青葉の森スポーツプラザ、12/25)

写真左から
この日も強風!
優勝:橋場 渚【TAC】
   準優勝:
石倉奈央子【志津TC】
      
3位:古屋理子【八千代松陰中】
         
4位:鶴田つかさ【千葉市少年TR】
 


決勝:橋場 渚 6-2 石倉奈央子
両者ともフットワークが良い。
橋場さんはサーブもストロークもハードヒットし、石倉さんはプレースメントでつなぎながら決め球を待つ。

橋場さんは強いサーブからゲームをキープするが、石倉さんはサーブを攻められブレークが多くなってしまった。
この日の強風は、小柄な石倉さんにとって難敵になった。
橋場さんは強い風をモノともせずに、最後まで強打で主導権を握り堂々の優勝だ。


3位決定戦:古屋理子 6−1 鶴田つかさ

16才以下男子
(於:高浜庭球場、12/26)

写真左から
この日も強風!
優勝:山田竜也【八千代松陰中】
     準優勝:中野佑哉【曉星国際中】
        3位:磯貝俊也【A-one】
                4位:佐藤卓大【殿山TG】

決勝戦:山田竜也 6-4 中野佑哉
今日も強風の中で試合が行われる。
ガッツ溢れる熱いプレーの中野君はトップスピンで攻撃し、山田君は冷静にフラットドライブで反撃する。
お互いフットワークも良くスライスも上手いので、攻守の切り替えの早い好ゲームを展開する。
6ゲーム目をブレークした中野君が4−2とリードする。
流れを掴んだように見えた中野君がネットプレーもからませて一気に攻めるが、山田君がミスの少ない冷静なプレーで対応してブレークバックし3−4とする。
試合後に中野君は「熱くなり過ぎました」と反省したが、その熱いプレーでのミスが多くなる。
山田君は接戦ながら以後のゲームを連取してうれしい優勝だ。
「最近ダブルスの練習が多いことも、相手ネットプレーに有効だったかも」と山田君は語った。


3位決定戦:
磯貝俊也 6-3 佐藤卓大
16才以下女子
(於:高浜庭球場、12/26))

写真左から
この日も強風!
優勝:川口真弥【殿山TG】
   準優勝:
宮本華温【オールサムズTC】
      
3位:小島美砂【東邦中】
         
4位:.鎌田沙織【オールサムズTC】
 


決勝戦:
川口真弥 6−1 宮本華温
宮本さんはハードヒットしどんどん攻めるスタイルで、川口さんはカウンタショットが得意だ。
両者ともSFをタイブレークまで戦い、疲れきっている。決勝は気力勝負になってきた。
「準決勝まで第1シードのプレッシャーを感じて、思い通りのプレーが出来なかった」と言う川口さんが、決勝ではカウンターショットが当たり始め、会心のゲームを展開し初優勝だ!
宮本さんはフットフォールトの注意を受け、サービスゲームのリズムを掴めなかったのが痛かった。


3位決定戦:
小島美砂 7−5 鎌田沙織
18才以下男子
(於:青葉の森スポーツプラザ、12/28)

写真左から
優勝:.大神与暉【志津TC】
     準優勝:高橋大樹【ニッケコルトンTG】
        3位:西村洋佑【東邦高】
                4位:伊橋真夏【千葉南高】

決勝:
大神与暉 6−1 高橋大樹
両者ともハードヒットするタイプだが、第1シードの大神君のフォアハンドストロークは、スピード・コース・スピンとも素晴らしく、相手を圧倒する。
フォアで回り込む時、相手の短いボールをチャンスボールにする時のフットワークが良い。
長身からの強力サーブと、相手バックハンドへの攻めのショットを徹底した大神君が、第1シードの貫録を見せ堂々の優勝だ!
高橋君はサービスキープの1ゲームだけだったが、今後に大いに期待したい。

大神君は「もうすぐ高校最後の試合があるので頑張りたい!強い相手でしたが、自分の調子がとても良くてラッキーでした!」と語った。

3位決定戦:
西村洋佑 7−6(5) 伊橋真夏


準決勝AB:大神与暉 6−1 伊橋真夏
準決勝CD:.高橋大樹 7−5 西村洋佑

18才以下女子
(於:青葉の森スポーツプラザ、12/28)


写真左から
優勝:.金子美穂【楠C】
     準優勝:伊藤香奈梨【市立船橋高】
        3位:清水麻里菜【昭和秀英高】
                4位:.河野遥香【千葉北高】

決勝戦:金子美穂 7−5 .伊藤香奈梨
序盤はキープ、中盤はブレーク、そして終盤はキープの展開。
伊藤さんは速いテンポで速いショットをどんどん打ち込む。しかも、ステップインし打点も高い。また、どんな場面でも自分のスタイルを貫き通すのでメンタルも強い。
金子さんは頭を使ったクレバーなテニスをする。伊藤さんの持ち味を発揮させないように、深いトップスピンで相手を後ろに追いやり、スライスで相手に低い打点を強いる。そして、十分に構えた時にはエースを狙うという戦術だ。

お互いに持ち味を発揮したゲームが続く。終盤6−5から相手のミスに乗じてブレークした金子さんのうれしい優勝だ。
「途中で弱気になってラケットを振れない場面もありました。今年はなかなか勝てなかったが、最後の大きな大会で優勝できてうれしいです。今後の目標は、グレード大会で本戦ストレートインできることです。」と金子さんは語った。


3位決定戦:
清水麻里菜 6−3 河野遥香